
2023年9月27日(水)13時00分~14時30分、日本の住所表記の課題に焦点を当てた当社主催の物流事業者向けウェビナー「こんなに変だよ日本の住所 ~住所から説く物流2024年問題~」が開催されました。
登壇者


プログラム

今回のウェビナーには、地図研究家の今尾 恵介さん(以下 今尾さん)、アスクル株式会社 ロジスティクス本部 配送ネットワーク 輸配送企画の小野 俊克さん(以下 小野さん)、株式会社Geolonia 代表取締役CEOの宮内 隆行さん(以下 宮内さん)の3名をゲストにお招きして行われました。
当社からはIoT事業本部 IoT第一事業部 副部長の小濱 裕士さん(以下 小濱さん)が登壇しました。
ウェビナーには536名の申し込みがあり、当日は286名が参加しました。
参加できなかった方にはアーカイブ配信を実施しています。

ウェビナーの内容を要約してご紹介します。
①基調講演「なぜ日本の住所は難しいのか?」
はじめに、今尾さんによる基調講演「なぜ日本の住所は難しいのか?」が行われました。
今尾さんは様々な資料をもとに、住所・地名の歴史や、複雑な住所の成り立ち・表記について解説しました。







今尾さんは講演の最後に、日本の住所のデジタル化について言及しました。
「海外で進む住所のデジタル化ですが、日本では筆界が明確化していないことが多く、なかなか進まないのが現状。国が大々的に支援していかないと実現は難しいのではないか」と所感を述べ、基調講演は終了しました。
②物流関係者講演「難しい住所への物流の対策術とは?」
続いて小野さんが「難しい住所への物流の対策術とは?」というテーマで、パネルディスカッションへのつなぎとして、配送現場が直面している住所問題4つと、その対応策の一部を紹介しました。

①企業の住所が全部一緒問題

②戸建ての住所も全部一緒問題

③一帯が全て同じ苗字問題

④マンション名が長すぎる問題

小野さんはまとめとして「確実に荷物をお届けするには、住所だけでは限界がある。宅配の世界では長い間、配達員の経験だけでお届け先の曖昧さに対応してきた。配送DXの一環として配達員の経験のデジタル化を推進している」とコメントしました。
③パネルディスカッション「これからの物流業務効率化とは?」
最後に、スマートシティやオープンデータを活用した取り組みに精通する宮内さんも交えて、「これからの物流業務効率化とは?」というテーマでパネルディスカッションが行われました。

パネルディスカッションでは、住所の表記揺らぎの正規化や住所のID化・統一化、またアクセス方法のデータ化など、物流業務効率化のためのさまざまな意見が挙げられました。
最後に「24年問題は、サービスの進化で改善の余地があるのではないか?当社ではこのような住所・配送といった物流の課題解決のためのパートナーを募集しており、皆さんのお力を借りながら改善を行っていきたい」と小濱さんがまとめを行い、ウェビナーは終了しました。
ウェビナーを終えて
小濱さんよりコメントをいただきました。
小濱さん:
今回のウェビナーでは本当に多くの皆さんに参加いただき、私も驚いております。
それだけ社会的に課題意識が高いテーマ設定ができたからだと考えております。
私自身、「配送先を住所で示す」というごくごく当たり前のものが、見直すべき最大の対象であることがよくわかりました。
どの業務でもそうですが、これまで当たり前に利用していたもの正しく理解し、業務のやり方を変えていくのがDXです。
今回のウェビナーでは、多くの企業でのDXを検討していくきっかけになればと思います。
最後になりましたが、集客等の準備、撮影、当日の運営にご協力いただいた皆さんのおかげで成功できたかと思います。
皆様本当にありがとうございました。
