2025年8月27日(水)14時00分~14時50分、三井E&S社、クラサスケミカル社との共催ウェビナー「現場が納得する点検DX」が開催され、オートモーティブ第二事業部の三橋 慎司さん(以下 三橋さん)が登壇しました。
本ウェビナーには、三橋さんのほかに株式会社三井E&Sの吉田 健治さん(以下 吉田さん)とクラサスケミカル株式会社の滝波 明敏さん(以下 滝波さん)が登壇し、遠隔操作によるドローン自動飛行点検を活用した最新事例を紹介しました。
※ウェビナーのアーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。
20250827_点検DXウェビナー.mp4
ドローン自動飛行と撮影画像管理による点検DXの全体像
まず、はじめに三橋さんより自動飛行ルート作成アプリケーションについて紹介いたしました。
ドローンスナップは、ドローンによる自動飛行ルート生成と撮影結果管理を可能にするソリューションです。

従来のドローン点検では、パイロット育成にかかる時間や維持コスト、さらには安全性や飛行ルールの遵守が個人の経験に依存することが大きな課題でした。また、撮影解像度の不足や現場ごとに異なる安全ルールへの対応など、品質の安定化にも難しさがありました。ドローンスナップは、こうした課題を解消し、誰でも安定した品質で点検を行える仕組みとして開発されています。
・ドローンスナップの特徴
①環境準備の柔軟性

既存の点群データやCADを活かせるほか、Google 3D TileMapでもすぐにスタート可能。既存資産を活用できるのはもちろん、必要なデータがなくてもすぐに準備が可能で、最適なルートをスピーディに生成できます。
②定量的な制御
従来のドローン点検では、「画質が荒くて見たい部分が見えない」「撮影後の画像整理が大変」といった課題がありました。ドローンスナップでは分解能を設定することで、どれだけ細かい部分まで鮮明に撮影するかを数値でコントロールできます。さらに、撮影した画像は部位ごとに自動で仕分けされるため、整理の手間も大幅に軽減されます。これにより、現場での負担を減らしながら、AI解析や法令対応などの活用もスムーズに行える仕組みとなっています。
※分解能

③容易な操作性と拡張性

グリッド上でのルート設定により直感的な操作が可能です。 CSV形式のルートデータを読み込むことで、外部ツールとの連携も柔軟に対応できます。 簡単な操作性と高い拡張性で、現場の効率化を力強くサポートします。
上記特徴に加えて、実現を支援する様々なサービスも提供しています。
SKY BRIDGE様に技術協力いただき実証実験を行った「浅草花やしき」の事例を紹介しました。


遊園地という複雑な構造物を対象に、ドローン点検が初めての方でも簡単に3Dモデルを作成し、運用できる環境を実現。アプリケーションの提供だけでなく、立ち上げ支援まで含めたサポート体制を整えることで、現場へのスムーズな導入が可能です。
さらに、吉田さんより撮影結果のクラウド管理アプリケーション・ドローンスナップクラウドについて紹介いたしました。
・ドローンスナップクラウドの特徴





大分コンビナートでの実証実験で見えた点検DXの成果
続いて、滝波さんより大分コンビナートでのドローンスナップ®を用いた実証実験について紹介がありました。
これまでクラサスケミカル社では、ドローン飛行に関するさまざまなPoC(実証実験)を実施してきましたが、実用化には至っていませんでした。「自社で手軽にドローンを運用したい」という課題を抱える中、2023年5月に開催された大分コンビナート企業協議会でドローンスナップの紹介があり、「自分たちでもドローンを飛ばせそう」との印象を持ったことが、協働開始のきっかけとなりました。
・実施したPoCの事例紹介





・まとめ

滝波さんより実証実験についてのまとめのお話があり、その後質疑応答をもって終了となりました。質疑応答では参加者から多くの質問が寄せられ、点検DXへの関心の高さがうかがえました。
ウェビナーを終えて
最後に三橋さんよりウェビナーを終えてのコメントをいただきました。
三橋さん:
今回のウェビナーでは、約250名の方に登録いただき、当日も180名の方に聴講いただきました。登録企業の参加率としては87%と非常に高い参加率となり、ウェビナー終了後のアンケートも約80名が回答いただき、デモ会希望も60名前後と、非常に効果の高いウェビナーとなったかと思います。
現在、点検分野のドローン活用は、社会的に実運用段階に来ておりまして、参加いただいた方の温度感を強く感じました。この流れに乗って、しっかりと事業化に向けて進めていきたいと思います。
もし、ご興味がありそうな顧客がおりましたら、紹介のご支援等させていただきますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。
