2025年6月26日(木)16:00~18:00、田町オフィスRoom H・Iにて2025年度新卒新入社員プログラミング研修成果発表会が開催されました。
新入社員の皆さんは会議室、そのほか参加者の皆さんは会議室及びオンラインにて発表会に参加いたしました。また、本研修には外部講師もお招きしており、講師の方も会議室からご参加いただきました。
発表は2チームに分かれ、4月から6月にかけて行われた研修の集大成として開発したサービスやアプリについて発表された内容をレポートします。

※成果発表会の動画は以下フォルダよりご覧いただけます。
\\Fileserver\ZDC-files\組織フォルダ\コーポレート本部\人事部\研修\25年度新卒
研修の概要
例年と同様、はじめにHTML/CSS・JavaScript・PHP・Laravel・MySQLについて、教科書を通した個人学習を約1カ月半実施しました。今年度からは新たに生成AIを利用した研修も追加されました。その後、チームに分かれて約2週間、Google Maps APIを活用したオリジナルサービスの企画・開発に取り組みました。
各チームの成果物についてご紹介いたします。
チームAの発表
チームAのメンバーは大橋 立矢さん、青木 万由子さん、馬場 一樹さん、小板橋 奏都さん、吉田 麻夏さんの5名で、Z世代と観光をつなぐルート共有サービス「RoutePost」を開発しました。

「RoutePost」とは
「RoutePost」は、旅行者にとって“楽しく便利”、地域にとっては“持続可能な観光”を実現することを目的としたアプリです。

「RoutePost」の開発背景
新卒メンバーの一人が沖縄旅行の計画でルート決定に悩んでいたことをきっかけに、行きたい場所を入力するだけで効率的な旅行ルートを自動提案するアプリ「RoutePost」を開発しました。
観光地における混雑の課題と仮説
観光地での混雑による影響について説明いたしました。

・混雑緩和の事例
京都市での「スイスイ京都」実証実験では、混雑度の見える化により、ユーザーの行動変容を促す成果が確認されました。
効果的な混雑回避が見られたが、解決できなかった課題もあると考え、仮説を立て「RoutePost」によって解決を図ります。

解決手段としてのZDCの強み

ZDCの強みである精密な地図情報と混雑度統計を活用することで課題を解決でき、「混雑を避けた最適なルート」や「建物入口までの案内」といった機能を同時に実現可能に。

導入効果とビジネスモデル
京都で導入した場合の経済効果や導入費用等について説明いたしました。
「RoutePost」は、自治体・旅行者・地元店舗・企業が価値を循環させる持続可能なビジネスモデルとして構築し、PoC段階のプランとして500万円で固定したプランを設定しました。

デモンストレーション
デモンストレーションでは、実際の操作画面を用いて「RoutePost」の機能と使い方を紹介しました。



情報を登録すると地図上に自動で表示され、訪問地点を追加していくと自動でルートが作成されトップ画面に保存され、あとから確認することも可能
今後の展開
チーム開発をするうえで直面した課題と今後の展望について説明いたしました。

発表の最後には、一人ずつプログラミング研修の振り返りを発表し、先輩社員からの質疑応答を経て、チームAの発表は終了しました。
フィードバックや質問
講師の方からは、強みである混雑統計を生かし、他社が模倣しにくいサービスとして経済効果の高いモデルを構築できた点が評価されました。また、コンセプト設計にも独自性があり、学習範囲外の技術を積極的に取り入れた姿勢も好印象だと評価されました。
チームBの発表
つづいてチームBです。
チームBのメンバーは佐橋 舞華さん、魚谷 美羽さん、長野 月音さん、于 政弘さん、佐治 麟太朗さん、佐々木 幸太朗さんの6名で、すべての人の移動をサポートするバス案内アプリ「Route::get」を開発しました。

「Route::get」とは
誰もが安心して移動できる環境づくりを目指し、高齢者、妊婦、障がいのある方、家族連れなど多様な利用者に配慮したバリアフリー対応のバス案内サービスです。
スマートフォンから全国のバス停情報や車両のバリアフリー設備の有無、運行状況などを簡単に確認できるほか、鉄道やタクシー、シェアサイクルなどのMaaSとの連携にも対応。
ユーザーの安心と利便性を高めながら、交通事業者の運行支援にも貢献する仕組みとなっています。

「Route::get」の開発背景
利用者の「バスの遅延や位置が分からない」「乗車ルールが不明で不安」といった声をもとに、”情報不足が移動の不安を生んでいる”という課題に着目。
そこで、正確な運行情報の提供に加えて、バリアフリー設備や待機環境などの事前案内を行うサービスを目指し、「Route::get」の開発に至りました。
サービス紹介

デモンストレーション
デモンストレーションでは「Route::get」の各種機能や具体的な操作方法を紹介しました。
3つの利用者向け画面を中心に説明いたしました。


地図上にあるバス停アイコンにマウスオーバーすると、バス停の名称やベンチ・屋根の有無などの情報を確認可能

車両・路線・バス停の詳細情報について登録、編集、削除等を行う画面
※主にGTFS-JPに含まれない項目のみ

バス会社自体の情報について登録、編集、削除等を行う画面
ビジネスモデル
ビジネスモデルとしては、まずは1自治体での導入からスタートし、順次東京都全域、さらには関東全体への展開を想定。中長期的には、他社の交通サービスとの連携や、周辺事業との接続も視野に入れています。利用者への価値提供だけでなく、地域・交通事業者・自治体・民間企業が連携する持続可能な交通サービスモデルとして期待されています。


メリット及びサービス将来性について



今後の展開
チーム開発を進める中で直面した課題や、改善点についても振り返りがありました。
また、今後のアップデートに向けた展望も共有されました。


その後、一人ずつプログラミング研修の振り返りを発表し、先輩社員からの質疑応答を経て、チームBの発表は終了しました。
フィードバック
講師の方からは、プレゼン全体の質の高さやデザイン、ストーリー構成がよく練られており、技術デモにも工夫が見られた点が高く評価されました。
また、受け手の立場を意識した内容で、ホットな話題を取り入れていたことや、身近なバスに着目し、ユーザーニーズを的確に捉えていた点も好評でした。
プログラミング研修を終えて
新卒新入社員の皆さんよりコメントをいただきました。
一部をご紹介します。
「全くの初心者からのスタートでしたが、自分で調べて試行錯誤する力が身につき、大きな自信になりました。チームで一つのサービスを形にできたことは、大きな達成感につながりました。営業として、ユーザーの課題に寄り添ったコンセプト設計やプレゼンに力を入れ、価値を伝える経験ができたのも貴重でした。実践的で、学びの多い研修でした!」
「何も分からない状態からスタートしたプログラミング研修でしたが、2か月半という期間を通して、プログラミングの基礎をしっかりと学ぶことができました。研修の序盤は、「今何をしていて、なぜそうなるのか」を理解することから始まりました。理解が進むにつれて、教科書を見ながらではありますが、自分の力で課題やワークを進められるようになりました。また、分からないことや理解が浅い部分があったときには、先生や同期に質問することで解決することができ、とても助けられました。相談しやすい環境だったことも、理解を深めるうえで大きかったと感じています。2か月半という期間は、初めは長く感じましたが、振り返ってみるとあっという間で、とても充実した日々を過ごすことができました。」
「プログラミング研修は最初、覚えることが多くてとても大変でした。コードがうまく動かず悩むこともありましたが、少しずつ理解が深まり、できなかったことが少しずつできるようになっていく過程はとても楽しく、やりがいを感じました。基礎から丁寧に学べたことで、プログラミングの面白さを実感できました。最後のチーム開発では、同期と意見を出し合い協力しながら進めることができ、無事に発表までたどり着けたことが自信になりました。大変なことも多かったですが、それ以上に学びと達成感があり、貴重な経験になりました。」
新卒新入社員の皆さん、プログラミング研修、お疲れ様でした!
どちらのチームも、限られた期間の中で技術と創意工夫を発揮し、魅力的なサービスを完成させました。今後のさらなる活躍にもご期待ください!
