コンピュータサイエンス研究所の「Eye Navi」が「夏のDigi田甲子園」で『内閣総理大臣賞』を受賞しました!

2021年度まで当社の顧問で、株式会社コンピュータサイエンス研究所の林社長が手がける視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」を使った「めぶくEYE:視覚障がい者歩行サポートシステム(前橋市)」が、「夏のDigi田甲子園」アイデア部門の得票第一位で『内閣総理大臣賞』を受賞しました。

・「夏のDigi田甲子園」とは
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/koushien.html
・「Eye Navi」とは
computer-science.co.jp/website/eyenavi/

林さんコメント

皆さんの応援投票のおかげで得票第一位、審査員の好評も得て、内閣総理大臣賞をいただくことができました。
この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
世界には、ロービジョン(Low Vision(低視力)が原因で、視覚に障害を受け『見えにくい』『まぶしい』『見える範囲が狭く歩行しにくい』など日常生活で不自由さをきたしている状態を抱える人が3600万人(日本国内で約144万人)2050年までに1億1500万人に増加すると予測されています。
また視覚障害による社会的損失は日本で年間 8.8 兆 円と試算されています。
株式会社コンピュータサイエンス研究所はこの社会課題を解決する事業を行い視覚に障がいを持つ全ての方の行動変容をサポートし、社会的損失を新しい経済効果を生む機会創出へと繋げるべく持続可能な取り組みをおこなっていきます。
「視覚障がい者歩行支援アプリEye Navi」はおよそ20年前、開発を検討しましたが当時の技術では実現できなかったものです。
①歩行を妨げる様々な障害物を深層学習させたデータセットを基にカメラで撮影した画像がなんであるかを瞬時に判断して音声で知らせる。②コンビニやカフェ等々周辺の施設を案内する。③歩行者ナビゲーションで目的地まで道案内する。
これらの機能をワンアプリでサービスするものはまだ実用化されていません。
何より視覚障がい者がすでに保有しているiPhoneがあれば特別な機器を購入することなく誰でも簡単に利用できる。しかも、基本利用料は無償のビジネスモデルで早期の実用化をめざしています。
このアプリの実用化は「誰一人として取り残さない」をスローガンに、全世界で達成を目指している、SDGsの3番「すべての人に健康と福祉を」、10番「人や国の不平等をなくそう」また11番、17番などに貢献できるものと考えています。
実用化にあたってはさらなるデータセットの充実、視覚障がい者にとって必要な情報の整理、GPSに頼らない位置情報の把握、そして地図データの精度向上が必要です。
少々の誤差や情報の誤りがあっても、目が見える我々は無意識に情報の修正をおこなうことができるので、例えば到達していない曲がり角の手前で「ここを右に」と言われても、「ここは道がないから、その先のあそこだな」と修正することができます。
視覚障がい者にとってはその誤差は戸惑いや誤動作の原因になります。白杖と点字ブロックで修正することもできますが可能な限り精度の高い地図と位置情報の認識ができればよりスムーズな移動が可能となります。
クルマの自動運転と同様に、高精度で高精細の歩行者ネットワークデータが提供できれば、盲導犬の代りができるロボットの実現も期待できます。
これらの課題は、地図情報をコアのビジネスにするわが社にとっても共通の課題だと思います。
皆さんの知恵と開発力を駆使していただき「SDGsの誰一人取り残さない社会の実現」の一部を担えるようにご協力、ご支援をお願いします。