アイデアコンテストから生まれた企画が初の製品化!人員配置マップ担当者インタビュー

先日、多拠点管理システム「Area Marker」に人員配置業務を効率化するマップサービス「人員配置マップ」の機能が追加されました。

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本機能はアイデアコンテスト・ビジネスコースから生まれた企画で、製品化された初めてのケースです。
発案者であるパートナー第二事業部の黒川 健一さん(以下 黒川さん)と、開発メンバーのプロダクト第一開発部の甲斐 成臣さん(以下 甲斐さん)、新谷 亮人さん(以下 新谷さん)、松下 侑未さん(以下 松下さん)にお話を伺いました。

「人員配置マップ」とは

「人員配置マップ」は、「店舗・施設」と「従業員等の人員情報」を地図上で可視化し、指定した条件から最適な人員選定を可能にする、クラウドサービス(SaaS)です。
人員配置・選定業務の負担軽減や最適な意思決定のサポートに役立ちます。
サービス対象は欠員・異動が定期的に発生する業種で、卸売や小売り、ドラッグストア、不動産業、教育・学習支援業、人材紹介・派遣業など、さまざまなシーンで活用することができます。

「人員配置マップ」の画面イメージ。

担当者インタビュー

Q1.サービスリリースされてみての感想を教えてください。

黒川さん:
「このようなサービスがあると便利になるのではないか」「このような点で課題を感じている」など、お客様の声やニーズから作り上げたサービスが「人員配置マップ」となります。
関係者の協力の元、無事サービスリリースすることができましたので、これからお客様へサービス提供を行い、業務のお役に立てると思っております。

甲斐さん:
アイデアコンテストからの製品化というところで、企画の段階から黒川さんとやり取りをさせていただきました。
事業部と開発で協力してうまくかたちにすることができ、新しくサービスが作られ世に出るということはすごく良いことだなと思っています。

新谷さん:
サービスリリースし間もなく、ありがたいことに早速何社か引き合いのお話をいただいています。
店舗検索サイトの開発を長い間行ってきましたが、お客様のお持ちの情報と比較するというところのニーズが結構あるんだなと気づきがありました。
拡張性の高いサービスなので、これからいろいろ楽しみだなと思っています。

松下さん:
案件の担当に決まってから、すごく不安な気持ちでいました。
開発期間5カ月ほどの長期案件というところでも初めての経験だったので不安だったのですが、なんとかリリースまで持っていけたので正直ほっとしています。
これまでは既存サービスにカスタマイズを加えてお客様に提供するような案件の経験しかしてこなかったのですが、今回の「人員配置マップ」はゼロからサービスを作る案件ということで、貴重な経験を積むことができ感謝しています。

Q2.黒川さんにお尋ねします。「人員配置マップ」発案の背景を教えてください。

黒川さん:
お客様から人員選定の業務負荷・属人化の問題を解決したいというお声をいただいたことが1つ挙げられます。
また異動や新規出店に伴う人員配置というのは定期的に発生するものなのですが、それを割り振る担当者が地図やエクセルファイルを見ながら作業をされているということで、業務負荷がありすごく大変だというお声もいただきました。
地図を使えば解決できる課題だと思い、今回企画・開発をしました。

Q3.企画・開発を進めていく中で工夫した点や意識した点を教えてください。

黒川さん:
意識した点は、サービス要件や販売・売上計画にあたり、様々なお客様の声を聴いて反映したことがポイントになります。
「ビザスク」という第三者に意見を聞くサービスの利用や実際のお客様約20社(20人)程に行いました。
「サービスがあれば役に立つか?」「お金を出してでも解決をしたい問題・課題なのか?」などのインタビューを繰り返し、ご意見・ご要望を総合的に判断してサービス要件としました。

甲斐さん:
企画段階の際、「人員」の情報は取り扱いの難しい個人情報であるため、それを導入するにあたってシステムをどのように構築していくかを考えていました。
サービスが大規模化してしまうという懸念もあったため、どう予算を抑えるかというところも意識し、いろいろと議論をしています。
結果、お客様側の閉じた世界の中でサービスを構築するということに決まり、思い切って舵を振り替えました。
これが功を奏し、ある程度コストを抑えてサービスリリースをすることができたので、いろいろな制約の中でうまく筋道を作れたのかなと思います。

新谷さん:
松下さんを中心とした若手のメンバーで、今回開発をしていただきました。
松下さん自身開発当時は新卒入社3年目であり、他のメンバーも入社してから3年以内の若手のメンバーでした。
せっかくのチャンスなので、機能単位でリリースをしていくという取り組みをしてもらいましたが、新しい挑戦がいろいろとできたかなと思っています。
今回共通のサービスレイヤーの上にお客様ごとのソリューションレイヤーをかぶせてカスタマイズをしていったのですが、ベースの店舗管理・検索エンジンのところを部署全体で普段よりしっかりと開発運用してきたからこそ、低コストでこのようなシステムを作れたのかなと思っています。

松下さん:
開発の際、黒川さんと週一で定例を設けたことです。
密にやり取りを行いできるだけ手戻りが少なくなるように工夫し、出来上がった成果物の認識があっているかといったところをすごく意識しながら進めていきました。
新谷さんもおっしゃっていましたが、機能ごとに設計からリリースまでをこまめに行い、黒川さんに都度ご確認いただけていたこともあって、機能面での認識齟齬というのはできるだけ少なく進められたかなと思います。

Q4.苦労した点はありましたか?

黒川さん:
サービス化にあたり、「作った後でお客様にて購入いただけるのか?」「運用・保守は負荷にならないか?」というところを意識しておりました。
新規サービス企画ですので、正解がないなか、情報や意見収集を行い、サービスの要件・方針決めをして判断をすることについて、苦労をしました。
具体例として、はじめのうちは「人員配置マップ」を個別のサービスとして提供想定をしておりましたが、既存サービスである「Area Marker」の機能とした方が、運用も開発費も抑えられると考え、変更しました。
また、販売方法・プロモーション等についても、費用対効果を考えて最適な方法がないか検討を行いました。

甲斐さん:
個別のサービスとして提供するか、「Area Marker」の中の機能として入れ込むかどうかが最初の課題でした。
最終的には「Area Marker」の中の機能として提供することになりましたが、サービスとしての出し方や、今後の保守・メンテナンスを考えたときにどういう作りが良いのかというところは開発側でも議論・検討をしながら進めていきました。
「Area Marker」というベースへ新しい機能を派生させるとなると、機能・保守性ともクリアにしなければいけないし、契約や特許の出願といった課題もありました。
大変でしたがなかなか面白い経験ができたと思います。

新谷さん:
わたしはどちらかというと、開発メンバーに苦労をさせてしまった側になります。(笑)
タイトな指示ばかりの中、皆さん頑張ってくれました。

松下さん:
私は主に開発、要件を詰めるところから担当していたのですが、開発が進むにつれて「こっちの機能の方がお客さんとしては使いやすいよね」など、直しが多くなってしまったところです。
そういう修正を細かくできるように週次で黒川さんとやり取りをしていたのでメリットでもあるのですが、スケジュール的にパツパツになってしまい、新谷さんや甲斐さんのお力もお借りしながら進めました。
そこが結構苦労したことかなと思います。
ただ苦労はしたものの、みんなで納得しながら作業を進められたので、無駄な苦労ではなかったなと思っています。

Q5.松下さんは新卒入社4年目(「人員配置マップ」開発当時は3年目)ということですが、開発にあたり若手社員としての目線が活かせたところはありましたか?

松下さん:
活かせたかどうかは別になりますが…。
今までチームとしてはウォーターフォール※で進めていくことしかなかったのですが、今回は要件も多くボリュームが多かったこともあって、機能ごとに個別で設計からリリースまでを行うというかたちで開発をしていったのですが、これがすごくよかったです。
チームとしてあまりやってこなかったことになるので、そういう手法でやってみたいという提案・想いをまずは甲斐さん・新谷さんにお伝えし、相談してどうにか進めていくことができました。
若手の目線かどうかはわかりませんが、新しいチャレンジとしてすごくよかったことかなと思っています。
あまり責任を感じずにいろいろなところで意見を言っていたので。(笑)
自由にやらせていただいたという実感もあります。
※開発に必要な工程を段階的に区切って、順番に進行していくこと。

Q6.開発の具体的な進め方を教えてください。

松下さん:
私が主体となり、3年目の同期と新卒1年目の3人で主に開発を進めていきました。
私も含めてまだ経験が浅いので、新谷さんにも入っていただき、ペアプログラミング(二人で同じ機能を書いていくようなコーディングの仕方)で、みんなで階段を少しずつ上っていくようなかたちで、チーム全員の力を底上げも実現できました。
この案件を通してチームメンバーみんなの力がよりアップしたかなと思います。
一部スケジュールの中で勉強会のような時間も取っていただきました。

これまで受託案件でこのような取り組みを行うことはありませんでしたが、自社の新規サービスでしたので、このような動きを行うことができました。

Q6.本機能の今後の展望があれば教えてください。

黒川さん:
お客様応対、商談をしている中でお客様の声として「こういう機能を付けてほしい」や「これがあった方が便利だ」ということを承っておりますので、汎用機能として追加をした方がお客様のお役に立てるようでしたら、機能追加・改修をしていき、まずはサービスの充実を図りたいと考えています。
次のステップとしては、今は従業員情報をCSV形式でアップロードしているのですが、それらを、HRテック※の各サービス(カオナビやSmart HRのようなシステム)とAPI連携させることができれば、この先もっと利用が広がるのではないかと想定しております。
※HRテック(HRテクノロジー)とは、人的資源の調査、分析、管理を高度化し、ビジネスのパフォーマンスを高めるテクノロジーです。

Q7.今後もアイデアコンテスト・ビジネスコースを経て製品化されるサービスが出てくるかと思います。アドバイス等があれば教えてください。

黒川さん:
ビジネスコースだとしても、あくまでアイデアなので、躊躇せずにエントリーをしてほしいというのが第一になります。
また私もそうだったのですが、事業企画部(現在のプロモーション推進室)の方に製品化を実現するために伴奏いただいたことで、推進することができました。
今後も会社の担当部署等、サポートしてあげるような体制ができれば進められるのではないかと思います。
例えば、開発部門の方の企画・アイデアでしたら、社内の営業部門・企画部門の担当がサポートを行うのが良いと考えております。
例えば、「開発・営業・企画の3人・1チーム」での推進が最適ではと考えております。
また、留意点としては業務の時間配分が挙げられます。
新規ビジネスをやりながら通常の業務も行わないといけないので、自分の中で時間のコントロールをうまくしないとなかなか進められないということをポイントとしてお伝えしておきます。

Q8.最後にひとこと!

甲斐さん:
「Area Marker」というサービスはあくまで地図・拠点情報を載せるということがベースとなっており、拡張性が非常に高いです。
「Area Marker」をベースとしたアイデアコンテストのような企画を考えていただけたら私たちも協力していくので、是非使ってください!

ご担当者の皆さん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!