Avintonジャパンとの共催ウェビナーで「混雑統計®」を紹介


2022年9月7日(水)14時00分~15時00分、Avintonジャパン株式会社(以下 Avintonジャパン)との共催ウェビナー「人流データ×ビジネス最前線~ビッグデータ活用のトレンドとは~」が開催され、IoT第二事業部の横内 詳平さん(以下 横内さん)が登壇しました。
横内さんは「人流データの基礎と活用」というテーマで、人流データの基本的な解説と「混雑統計®」の概要、事例を紹介しました。

ビッグデータやAI、DX、画像解析の最新技術を活用した技術コンサルティングやソリューションの開発を行うAvintonジャパンからは、サービスチームプロジェクトマネージャーの稲川 裕樹さん(以下 稲川さん)が登壇しました。
稲川さんは「混雑統計®」の活用事例とデータドリブン組織※の実現方法、またデータの収集、蓄積、加工、分析の流れを一元化する次世代の分析基盤、Avinton Data Platformについてプレゼンを行いました。
※データの解析と解釈に基づいて、戦略的なビジネスの意思決定を行うことができる組織のこと。

ウェビナーの内容を要約してご紹介します。

ウェビナーの様子。

当社講演

はじめに当社の講演が行われました。
横内さんは導入として、企業概要と位置情報への取り組みを紹介しました。

人流データの基礎

続いて「人流データの基礎」というテーマで、「人流」という言葉の定義やデータの取得技術、活用用途などを解説しました。

人流データの取得技術について紹介する場面では、横内さんは「それぞれの取得技術ごとに強みや弱みがあり、万能なものはないため、使い分けや組み合わせを行って集計することが現在のトレンド」と話しました。

活用用途としては、都市・交通計画や観光・地方創生、防災研究、マーケティングと代表的な4つの分野を挙げました。

人流データの事例紹介

最後に当社の扱う人流データ解析ソリューションで ある「混雑統計®」のサービス概要と事例を4つ紹介しました。

事例の1つ目は、経済産業省と内閣官房が提供している、さまざまなビッグデータを公開しているポータルサイト「RESAS」への採用について。当社の「混雑統計Ⓡ」データは「まちづくりマップ(流動人口メッシュ)」として掲載されています。
2つ目は都市開発の事例。ある地点における時間軸での人流の変遷や、イベント開催時の人の移動を集計し、可視化することで、渋滞緩和などの幅広い用途で活用できます。
3つ目はマーケティング分野での事例。「混雑統計®」では、指定した領域における滞在者数や、滞在者の年代、居住地、勤務地といった属性の判定も可能なため、出店の計画を立てる際の指標となり、またターゲットを絞った販促活動にも役立ちます。
4つ目は移動動線の事例。アウトレットに滞在したユーザの帰路出発後の位置変化や立ち寄り先を可視化することで、渋滞緩和に向けた対策を講じることができます。

Avintonジャパン講演

当社講演の後Avintonジャパンの講演は行われました。
稲川さんははじめに、企業概要と提供する5つのサービスについて説明しました。

混雑統計データの活用事例 神奈川大学観光データプラットフォーム事業

続いて「混雑統計®」データの活用事例として、神奈川大学観光データプラットフォーム事業を紹介しました。
観光データプラットフォーム事業とは、横浜観光コンベンション・ビューローと神奈川大学、Avintonジャパンが取り組む、産官学連携のプロジェクトです。
横浜みなとみらいエリアのさまざまな観光データを収集、分析、ビジュアライズし、横浜の観光・交通事業者などがすぐにデータを分析できるようなプラットフォーム環境を作ることを目指しています。

本事業において、特定のエリア内を訪れる観光客の移動方法や、立ち寄り場所、滞在時間といった周遊データが得られることから、「混雑統計®」が採用されました。
「混雑統計®」導入への期待として、稲川さんは「データ分析から新しい価値を生み出し、地元の観光や交通事業者に価値を提供すること」「学生にもわかるようにデータを整理、可視化し、研究や分析に役立てること」の2点を挙げました。


事業の具体的な説明の後にはデモンストレーションも行われ、「混雑統計®」のデータを使った観光データプラットフォームのダッシュボードを紹介しました。
ダッシュボードには統計やアンケ―ト、交通事業、宿泊事業などのさまざまなデータが収められており、横浜観光の「今」を客観的に見ることができました。

エントリーページ

みなとみらいの様々な観光地の特徴が分析できるダッシュボード

周遊ダッシュボード

メッシュ別の混雑度がわかるダッシュボード

稲川さんは「混雑統計®」利用のメリットとして、「要望に応じて仕様を決めていくため、BIツールへの落とし込みがスムーズだったこと」「統計の処理が既にされているため、すぐに意思決定や、分析を始めることができること」の2点を挙げました。
デメリットは、曜日ごとの周期表といった細かな分析の場合、都度仕様を変えなければいけないことだといいます。

データドリブンな組織になるための6つのステップ

さまざまな組織のDX化に向けた支援を行う、Avintonジャパン。
活用事例の後には、「データドリブンな組織になるための6つのステップ」と題し、その知見を紹介しました。
稲川さんは「DXを成功させるには十分に構造化したアプローチが必要」と、組織運営の重要性を強調しました。

観光データプラットフォーム事業におけるAvintonジャパンのサポートについても説明しました。

データ分析基盤の紹介

最後に、Avinton Data Platformを紹介し、講演は終了しました。

Avinton Data Platformには主にAIの分野におけるオープンソースの技術が採用されています。ビッグデータの処理の速さや拡張・メンテナンス性の高さ、オンプレへの対応や保有コストの抑制といった特徴についても紹介されました。

ウェビナーを終えて

ウェビナーを終えて、横内さんよりコメントをいただきました。

横内さん:
今回のウェビナーでは、約100名の方にお申込みをいただきました。
内訳として、過去に「混雑統計®」のウェビナーへの参加実績がない企業様からのお申込みも多かった印象です。
これはAvintonジャパンの稲川さんより、「データドリブン組織の実現方法」といった「データ利活用」と非常に親和性の高いテーマでご講演いただけた結果かと考えています。
また、「混雑統計®」の利用者の視点で具体的な活用事例をご紹介いただけたことも高い満足度に繋がったと感じております。
今後もデータ利活用を軸に、関連するテーマでご講演いただける企業様との共催ウェビナーを続けていきたいと思います。