観光プラットフォーム Afterコロナ研究会

2021年11月17日(木)17:00~18:30、神奈川大学みなとみらいキャンパスにて「観光プラットフォームAfterコロナ研究会」が開催され、経営企画本部の出口 貴嗣さん(以下 出口さん)とIoT第二事業部の横内 詳平さん (以下 横内さん)が登壇しました。

この研究会は神奈川県の企業を対象に、観光プラットフォーム内に産官学民のコミュニティを形成することと、オープンイノベーションのきっかけ創りを目的として開催され、34名が参加しました。

「観光地における位置情報分析でわかること」をテーマに、当社の取り組む位置情報分析について、またサービスと導入事例についてプレゼンテーションが行われました。

研究会の様子。

研究会での当社の発表内容は以下の通りです。

出口さんのプレゼンテーション

はじめに出口さんより、位置情報分析への一般的なイメージと当社が取り組んでいる分析との「違い」について説明されました。

講演を行う出口さん。

位置情報分析の「違い」について

一般的に位置情報分析は時間と場所を特定され、「渋谷駅前の金曜夜の人流は先週と比べて〇〇%増加」という報道をよく見かけます。
当社の場合、連続的に人の動きのデータを取得し分析しているため、時間と場所を限定したものではなく、居住地の把握や居住情報を基とした「移動」の分析までもが可能となります。
当社はNTTドコモ社との協業の中で、24時間、5分間隔で取得した連続したGPSデータを活用しているため、行動の分析や周遊の調査といった観光分野にまで広がっています。

具体的な「移動」の分析として、「コロナ禍における観光地(横浜中華街エリア)における人流の変化」について図を用いて説明されました。

2019年6月では非常に広い範囲から人が訪れていましたが、コロナ禍の2020年6月では近隣のみの集客へと変化が見られます。

横内さんのプレゼンテーション

続いて横内さんより、「観光調査 × 位置情報ビッグデータ」と題し、「混雑統計Ⓡ」のサービス概要と事例について紹介されました。

講演を行う横内さん。

「混雑統計Ⓡ」導入事例

「混雑統計Ⓡ」の導入で代表的なものとしては、経済産業省が提供する地域経済分析システム『RESAS』が挙げられますが、その他にも地域における行動・観光調査など、さまざまな分野で活用・導入が進んでいることを紹介しました。

研究会を終えて

研究会を終えて、お二人よりコメントをいただきました。

Q.登壇の手ごたえや参加者の反応はいかがでしたか?

出口さん:
講演後、何名かの方がご挨拶に来ていただき、その後複数の会社と具体的な検討に向けて打ち合わせを進めているため、非常に有効な研究会だったと感じています。

横内さん:
事前に伺っていた申込者数より、最終的には倍近くのお申込みがあったとのことで、研究会や開催テーマへの関心の高さを感じました。
また、昨今は対面で登壇できる機会も限られており、講演後に多数の参加者と直接お話ができたことも非常に有意義な機会となりました。

Q.研究会後の展望について教えてください。

出口さん:
神奈川大学からも高く評価いただき、この研究会のベースとなっている「神大パートナーシップ」への加盟の打診があったため、年末に加盟手続きを完了しました。

横内さん:
研究会に紐づく横浜の観光振興戦略プロジェクトとして、観光関連データを活用した「イノベーション創発プロジェクト」と観光情報の発信方法を改善する「課題解決プロジェクト」の2種類があります。
まずは、「イノベーション創発プロジェクト」において、「混雑統計Ⓡ」のデータ提供をはじめ、当社のノウハウ・技術を活かした連携をすることで、神奈川大学が推進する観光データプラットフォーム構想に深く貢献していきたいと考えております。