グーグル・クラウド・ジャパン社との共催ウェビナーにIoT第二事業部の岩谷さんが登壇しました

2024年11月13日(水)13時00分~13時50分、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社との共催ウェビナー「地図でビジネスをもっとスマートに!Google Maps Platformの最新アップデートを徹底解析」が開催され、IoT第二事業部の岩谷 明門さん(以下 岩谷さん)が登壇しました。

本ウェビナーには岩谷さんのほかに、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社の勝谷 北斗さん(以下 勝谷さん) が登壇し、Google Maps Platformの最新機能やアップデート情報、Google Maps Platformと地図データの活用方法について紹介いたしました。

※本ウェビナーのアーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。
https://x.gd/U7fXu

Google Maps Platform最新情報:機能アップデートと活用事例

はじめに、勝谷さんより最新のGoogle Maps Platformの最新機能やGoogle Maps Platformを活用した事例について解説いたしました。

■Google Mapsとは
Google Maps には大きくわけて2種類あり、一つがGoogle MapでGoogleが十数億の世界中のエンドユーザーに提供している地図情報サービス。
もう一つが、Google Maps Platformで、Googleが提供する法人向けのWeb地図サービス。Google Mapsの地図や機能をAPI形式で利用でき、Webサイトやアプリに組み込むことができる。
APIの製品群をGoogle Maps Platformと総称し、デベロッパー向けに提供している。


■Google Maps Platformの4つの製品カテゴリ
Google Maps Platformは、Routes・Maps・Places・Environmentの4つのカテゴリに分かれている。


・Environment(環境関連)
新しいカテゴリであり、特定の場所の環境に関する最新データを取得する機能。

太陽光の日射に関するデータを提供するSolar API(日射)、大気に質に関するデータを提供するAir Quolity API(大気室)、 花粉の飛散状況に関するデータを提供するPollen API(花粉)の3つのAPI提供を行っている。
特にAir Quality APIとPollen APIについては、役割と用途が類似しており、それぞれ詳細な汚染物質ごとの加工データおよび将来の予測データを提供する性質のAPIとなっている。
例えば花粉であればスギ・ヒノキの2つの異なるデータフィールドとして出力され、種別ごとに地図上に簡単に可視化することも可能。

例:旅行予約サイト

旅行を予約する際、ユーザーのアレルギー物質に応じた適切な旅行先を予約できるようなOTAサイトとして提供することや旅行当日にもリアルタイムでアプリ上に花粉の飛散状況をユーザーにアラートで知らせることも可能。

・Routes
今年の7月に新たに追加されたRoute Optimization API。
Google マップのデータと Google Cloud の AI 技術を組み合わせ、荷物の量や車両の運行時間などの条件に基づいて、最適な配送ルートやドライバーの担当エリア、荷物の割当量などを自動的に算出できる APIで、高機能且つ複雑なルートの最適化計算をしてくれる。

何をもって最適化と判断するかは、顧客ごとやユースケースごとに異なるので、最適化するための目標設定や制約条件のパラメータ等を詳細に設定することが重要。

・今年9月にローンチしたNavigation SDK
これまで物流業界やデリバリー業界のみにローンチし、限定的なパッケージの中でしかなかったが、今年9月から世界中のすべてのデベロッパーがNavigation SDKを使用し、誰でも今すぐに開発をできるようになった。
Navigation SDKは、モバイルアプリケーションの中でターンバイターンのシームレスなナビゲーション体験を自由に構築することができる。

Navigation SDKを用いることで、様々な走行データを取得でき、ユーザーに提供するUIも自由にカスタイマイズすることができる。

・Maps
3Dモデルをデベロッパーでも活用できる形でAPI提供を開始。
3Dの地図体験をWEBサービス上やアプリ上で構築することが可能。

専門的な技術が一部必要になる部分があるが、Photorealistic 3DMaps in JavaScriptを使えうことで3D地図を作成することが可能に。

最後に3Dの地図を活用したサンプル動画を2つ紹介し、勝谷さんの説明は終了いたしました。

地図データの組み合わせで変わるCX  

続いて、岩谷さんからGoogle Maps PlatformとZENRINデータを組み合わせた活用事例について解説いたしました。

・「一般的な地図」の課題
一般的な地図は、道路や建物の位置関係が確認できるように色分けされており、誰もが見やすく工夫されているものですが、使う用途によっては3つの課題がある。
ゼンリン住宅地図を使うことで、すべての課題を解決することができる。

・ゼンリン住宅地図と課題解決方法について
ゼンリン住宅地図は、建物名称・居住者名・番地などが明確に表示されているため場所の特定や建物を正確に把握することができる。

配達業務や不動産、金融業界では必須の営業活動ツールとして利用いただいており、定期的に最新情報に更新される。正確で詳細な地図がゼンリン住宅地図の特徴。

ゼンリン住宅地図は業務効率化・顧客満足度の向上、労働環境の改善を同時に実現する一石三鳥の解決策。

・ゼンリン住宅地図 補足情報

・建物ポイントデータと活用事例

住宅地図データベースが保有する情報と大手他社出展データを組み合わせることで膨大な情報を収録している。
建物タイプは居住・事務所・商業施設と大きく3つに分類。さらに住居は、戸建て・マンション・アパート等の計7項目、事業所は、飲食店・学校・病院等計27項目、商業施設は、商業ビル・オフィスビル等の計4項目、トータルで38項目に細分化しているので分析の目的に応じた情報の抽出や選択が可能。
Google Maps Platformで位置情報を可視化し、建物情報をゼンリングループの建物ポイントデータで確認することで、営業戦略や分析ツールとして活用できる。


建物ポイントデータは、様々な業界で有効活用ができ戦略・立案の効率化や競争力の強化につなげることができる。

・行政界ポリゴン活用事例
自社で持っているデータとポリゴンをマッシュアップすることで、エリアマーケティングや災害対策等で活用が可能。

右上…Google Maps Platformでは、ポリゴンの範囲を国や州ごとで表示ができグローバルかつ広範囲な空間分析が可能。 左上…ゼンリングループでは、字丁目や街区単位でのポリゴン表示ができるため細かな単位でのエリアマーケティングを行う際に活用できる。

・気象情報活用事例
APIで得られる情報をGoogle Maps Platform上に可視化することで、分析しやすいシステムを構築することができる。

地域ごとの環境に関する情報をリアルタイムに把握することで企業や自治体が持続可能な開発に向けた意思決定を行いやすくなる。

・洪水ハザード活用事例
災害の発生を事前に予測することは不可能だが、洪水ハザード情報を正確に把握し、リスク管理に役立てることは非常に有効。
Google Maps Platformを利用し、簡単に地図上に長上・可視化が可能。

最後に、クイックサポートプランについて紹介し、岩谷さんの解説は終了いたしました。

質疑応答が行われたのち、本ウェビナーは終了しました。

ウェビナーを終えて

最後に岩谷さんよりウェビナーを終えてのコメントをいただきました。

岩谷さん:
お疲れ様です、IoT2の岩谷です。
Googleとの共同ウェビナーを行うにあたり、資料の作成から入り、講義内容もチームの皆さんと摺り合わせを重ねながら完成させ、発表をするという一連の流れを初めて経験しました。資料作りの際に内容をブラッシュアップすることで自分自身の知識習得にも繋がりましたし、お客様目線に立って伝え方を工夫する経験が出来たことは非常に貴重な体験となりました。
今後の業務の中でもこの意識付けを忘れず活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。