本年度より発足した「サービス改善委員会」。
7月より社内報にて、委員会の活動や進捗状況についての情報を発信しています。
第4回となる今回は、ワーキング委員会の1つである、ルート探索改善委員会の活動の目的や取り組み、進捗状況などについてご紹介します。
ルート探索改善委員会代表のソリューション第三開発部の久保 佳太郎さん(以下 久保さん)と、サービス改善委員会推進メンバーの開発品質保証室の赤嶺 雄亮さん(以下 赤嶺さん)にお話を伺いました。
★これまでの記事はこちらよりご覧ください。

ルート改善委員会の活動の目的
どのような課題に対処するために委員会を設立しましたか?
当社のナビは、現状、ルートを探索した際に最初に算出される到着予想時刻と、実際に案内に沿って走行して目的地に到着した時刻との差が大きく、他社製のナビと比較して精度が高くありません。
また、さまざまな業種・業態での利用を視野に入れていますが、一方でその特性に合わせたルート品位の提供というところまでは至っていません。
ルート探索における「到着予想時刻の精度」そして「ルート品位」という2つの項目について改善を行うべく、本委員会は設立しました。
活動について
主な取り組みを教えてください。
「到着予想時刻の精度」そして「ルート品位」という2つの大きな目標に向かって、当社の標準となるルート探索の仕様を策定するべく、今期は以下の3つの活動・取り組みを進めていきます。
① ベンチマークや車両を使ったフィールドテストの実施、当社ナビの現在の実力値と他社製ナビの特性調査、課題の洗い出し
② 当社ナビのルート探索算出ロジックの整理と改善案の検討・実施
③ 新たな要素・技術を検討の上で、試作開発を行いながらの品質向上
メンバーについて
実働部署を教えてください。
上期は立ち上がりということで、オートモーティブ事業本部長の窪田さんとソリューション開発本部長の三橋さん、また事業推進室の桑園さんを中心に毎週MTGを開催し、課題の洗い出しを行っています。
洗い出した課題の調査・検討は、基盤開発本部メンバー(ルート探索処理の基盤開発部隊)とソリューション第三開発部メンバー(車載・スマホナビアプリ開発、フロント部隊)の2部署で進め、都度プロダクト第二開発部メンバー(ゼンリン地図ナビ開発部隊)とも連携を取り合っています。
メンバーの多様性は、委員会の活動にどのような影響を与えていますか?
まだ実際に稼働しているわけではありませんが、今後、委員会が設立していなければ関わることのなかったような担当の方とも、業務上の関わりを持つようになってくると思います。
進捗状況について
取り組みの進捗状況を教えてください。
「到着予想時刻」の実力値と課題を洗い出すために、上期はフィールドテストとベンチマークテストを繰り返し実施しています。
渋滞の無い夜間の走行も行った結果、到着予想時刻を算出するコストパラメータについては昼夜・道路種別、道幅・都市部、地方部と言った要素ごとに設定する必要性が高いことが見えてきました。
また、VICS渋滞考慮探索の処理改善検討も実施しています。
現状は出発地周辺の限られた範囲でのみVICSの渋滞情報を加味したルート探索、到着予想時刻への反映になっているため、パフォーマンス性も考慮しながらこれを拡張できないか、検討を進めています。
高速+一般コースの到着予想時刻測定の実施結果

一般コースの到着予想時刻測定の実施結果


展望について
委員会が今後取り組む予定の重要な課題や目標は何ですか?
当社ナビのルート探索が、他のどのナビよりも多くのユーザに納得いただけるかたちにしたいです。
そのためには、「当社が自信を持っておすすめするルート探索はコレだ!」と説明できる根拠と裏付けが重要になってきます。
当社サービスにどのような影響を与えたいと考えていますか?
現在はゼンリンの地図データを基に種別等による振り分けを行っていますが、今後は混雑統計®やプローブデータなど、他の情報もうまく加味していけたらと考えています。
最後に一言!
久保さん:
ルート探索改善委員会の活動を通して、ルート探索のデファクトスタンダードを確立させ、「他社に比べてZDCのナビはすごい!」と言ってもらえるようなレベルにまで到達できればと思います。
営業も開発も堂々と当社ナビを売り込みに行ける未来を実現させたいです。
赤嶺さん:
引き続き活動・取り組みのサポートを行っていきます!
