現在当社では外国籍エンジニアを育成し、採用する取り組みが進められており、2024年4月に3名の外国籍エンジニアを業務委託というかたちで採用予定です。
本取り組みについて、担当であるサービスAPI開発部の森野 匡史さん(以下 森野さん)と開発品質保証室の柏崎公生さん(以下 柏崎さん)に伺いました。

外国籍エンジニアの育成・採用の取り組みについて
Q1.本取り組みの目的について教えてください。
森野さん:
上期のキックオフにて統括本部長の望月さんよりお話がありましたが、エンジニアの供給不足が発生しています。
今までは技術の外部調達や中途採用等で補っていましたが、現在はそれも難しくなってきています。
またエンジニアに求められる知識の範囲が急速に拡大し、教育方法や訓練が追い付かない状況になっていました。
5年後にエンジニア不足と言わないために、エンジニアを育成するためのシステムを構築することを目的として、本取り組みは始まりました。
Q2.本取り組みの具体的な内容について教えてください。
① 外国籍エンジニアを受け入れるまでの流れについて
森野さん:
はじめに外国籍エンジニアを当社が受け入れるまでの流れについて説明します。
SES事業を手掛ける株式会社SEアシスト(以下 SEアシスト社)が、日本語学校やIT専門学校に通い、日本で働きたいという外国籍の新卒の方へ内定を出します。
次にインターンシップ期間を設け、当社とSEアシスト社で内定者への教育を行います。
インターンシップ終了後、彼らはSEアシスト社に正社員として入社し、当社は彼らを業務委託というかたちで受け入れます。


② インターンシップ中の教育内容について
森野さん:
当社入社後、外国籍エンジニアの皆さんには開発技術に加えて、日本の文化を理解したコミュニケーション技術も求められます。
インターンシップ中の教育内容としては、コミュニケーション技術については体育会の出身者が多いSEアシスト社が、プログラミング等の開発技術については柏崎さんが教育を行っています。
柏崎さん:
SEアシスト社とは良い両輪で教育を進められています。

③ インターンシップ中の開発技術の教育について
柏崎さん:
インターンシップ中の開発技術教育でやることは大きく分けて3つあります。
1つ目はプログラミング、2つ目はアルゴリズム演習、3つ目は疑似プロジェクト体験になります。
1つ目のプログラミングでは、言語の学び方を覚えてもらいます。
彼らはまだ20代なので、これから先、エンジニアとして仕事をしていくにあたり、たくさんの言語に出会っていくことになります。
「新しい言語に出会った際の学習方法を覚えてもらう」ということに重きを置き、彼らにとっては目新しい言語の「Python」を学んでもらいます。
「Python」の学習には「HackerRank」という、プログラミングの問題を解くことができる海外のサイトを利用しています。
またこのプログラミング研修では「日本語で説明する」ということにも力を入れています。
問題を解くだけでなく、彼らには書いたプログラムを日本語で説明してもらう訓練も実施。
技術的な日本語力を高めてもらっています。
2つ目のアルゴリズム演習は、難しいことを考えられるようにすべく行っています。
ここでは「AtCoder」という日本のサイトを利用し、100問ほどある問題のうち選り抜き20問程度を、情報収集をしながら解いてもらいます。
ここでのサブテーマは「質問する力」です。
難しい内容なので、当然調べてもわからないことがいろいろと出てきますから、僕にたくさん質問をしてもらい、その中から答えを導き出してもらいます。
はじめのうちは質問すること自体が難しいため、苦戦していますが、後半には質の高い質問がたくさん出てくるようになります。
3つ目の模擬プロジェクト体験は、学んできたことの総決算になります。
「いつもNAVI API」を使ってサイト構築を体験し、お客様の要望に応えられるよう、シミュレーションを行います。

Q3.今後の展望を教えてください。
森野さん:
外国籍エンジニアの皆さんには即戦力となることを期待しています。
3~5年後にはリーダーとしてチームを率いて、日本のお客様と会話ができる人材になってもらいたいと思っています。
この取り組みですが、毎年実施していますので、外国籍エンジニアの採用を今後もっと増やしていきたいです。
柏崎さん:
来期入社される外国籍エンジニアの皆さんはこの取り組みの第一期となるので、今後も採用が続いていけば、最年長者になります。
良き先輩になってほしいです。
そのためには社員の皆さんとうまくコミュニケーションを取っていくことが必要であり、また次に入ってくるエンジニアの皆さんに指導的になってほしいです。
とにかく定着してほしいと思っています。
Q4.社員の皆さんへお知らせしたいことがあれば教えてください。
森野さん:
外国籍エンジニアの皆さんは業務委託という契約での雇用にはなるのですが、社員と同じように業務に参画させようと思っています。
もし社内で見かけることがありましたら、声をかけてあげてほしいなと思います。
